ダイソー テープライト リモコン付 分解

ダイソーで血迷って買ったリモコン付きRGB LEDテープを分解した。


分解前に動作確認

リモコンで色の変更ができる。
とりあえず、RGBそれぞれ単体で光らせてみる。

これ以外に黄色やピンク、オレンジもあったがRGBの入り切りで混ぜて出していると思うので割愛。
後ほど出力ピンの電圧を測定して確認してみる。
このほかにスラッシュやフェードなど発光色の切り替え演出が備えてあった。
簡単に動作は確認したので分解してみる。
ご存じの通り自己責任で
ちゃんと箱にも分解や改造するなと書いてあったので人間の皆さんは控えましょう。
本格的な分解の前に外見を確認していく。

画像上部がLEDテープ本体、画像下部がLEDテープの制御基板となっている。
LEDテープの裏には両面テープが貼られている。粘着力の具合はわからないが、触った感じでは逆さに貼ったら一週間以内に剝がれそうな両面テープ。
ケーブルは青、赤、緑、黒の4本がコネクタとLEDテープに接続されている。LEDテープと配線の接合部は熱収縮チューブでカバーされている。
配線の黒は5V+で電源の配線である。GNDではないので注意。
青、赤、緑の配線をGNDに接続することで、色に応じて発光する。
これは、[1]で示されている抵抗省略の回路図の通りである。後ほどLEDテープの回路図を示す。
チップ抵抗はRGBそれぞれに対して接続されていると考えられる。121と表示されている120Ωのチップ抵抗が2個と、330と表示されている330Ωのチップ抵抗が1個実装されている。

LEDテープを切断し、表面の樹脂を除去した物が左画像、両面テープを除去した裏側が右画像である。
具体的な配線と部品の位置は下画像である。


回路図は以下のようになっている。
発光ダイオードの先は、電流制限抵抗がいる。
本来、抵抗の先は端子となっているが、ここではスイッチと等電位に置き換えている。


実態配線図は以下のようになっている。


LEDテープのコネクタから末端までLEDの数は30個で、配線抵抗は実測で約0.4~0.5Ωであった。

次は制御回路を見てみる。
制御回路はUSBから電源供給をしている。
制御回路も熱収縮チューブで覆われているだけなので、外に出ている配線がすぐに切れそう。
表面に貼られているシールには5V-12Vと書いてあるが、12Vまで印加しても問題ないのかは不明。
外観は以下のようになっている。

基板左には赤外線受信モジュールがあり、中央にはカスタムICと思われる部品が実装されている。基板右にはNチャネルMOSFET(A2SHB)が実装されており、各LEDのON/OFFに使用されている。
ダイオードは恐らく、ツェナーダイオードを使用しており、一定の電圧を作っており、5Vを超えて印加しても約3.3VをカスタムICと赤外線モジュールに印加している。
しかし、LEDテープ側はVCC直結なので電源電圧を上げるとLEDに印加する電圧も上がる。


LEDライトの明るさはPWMで調整している。
白を発光させている時の明るさ調整している際の信号を測定した。
左からデューティ比で約10%、約50%、100%の時である。

リモコンで色を変更できるが、その際のカスタムICから出力されるPWM信号を測定して、デューティ比の測定をした。
表はリモコンでONとOFFのボタンを上とし、RGB単体のボタンがそれぞれ0行目として作成した。

リモコンによる色選択における各デューティー比
R G B
R_Duty G_Duty B_Duty R_Duty G_Duty B_Duty R_Duty G_Duty B_Duty
0 100 0 0 0 100 0 0 0 100
1 100 24 0 0 100 50 24 0 100
2 100 49 0 0 100 73 49 0 100
3 100 73 0 0 73 100 73 0 100
4 100 100 0 0 49 100 100 0 100

最後に、ついでに赤外線モジュールの信号を測定した。
オシロスコープからデータを取得するソフトウェアで背景色や波形の線の色を変更できなかったので見づらいのはご勘弁を。
幾つか測定したがONとOFF、赤、緑、青、白の波形を載せておく。
※実際に測定できているかは不明


LEDテープは単純な回路なので簡単なドライバ回路を組んであげればArduinoやPICを使って遊べそう。
制御基板は・・・しらん

参考

[1] シリアルLEDテープ(WS2815)で遊ぶ ①ダイソーLEDテープライトとの違い

※間違ってたらすみません。
わかった時点で修正します。

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